4月から、あっという間に1ヶ月が経ちました。新しい環境にも少しづつ慣れ、ちょうど今ごろ、どっと疲れが出始める時期ですね。
そこは日本人、新緑の美しいこの時期です。新茶でも飲んでゆっくりひと休みでもしましょう。
『♪夏も近づく八十八夜…』という歌もよく耳にするこのごろです。4月末のこの時期からおいしい新茶の季節になります
八十八夜とは、立春(2月3日)から数えて88日目。 今年は、5月2日がその日にあたります。この八十八夜前後に摘まれたお茶は、渋みが抑えられた香ばしくて旨味のあるお茶になります。味もさることながら、昔からこの日に摘み取られたお茶を飲むと1年間無病息災で過ごせるという言い伝えもあるそうです。 その後、2番茶、3番茶と秋まで摘まれます。季節が遅くなるにつれ、渋みがましてくるようです。
お茶にはカテキン、フラボノイド、カフェイン、ビタミンC、ビタミンE、カロチン、フッ素など様々な栄養成分が含まれています。 最近では、水には溶け出さない成分(ビタミンEやカロチンなど)にも注目して、そのまま食べることのできる粉末のお茶も多く出まわるようになりました。料理のレパートリーも広がりそうですね。 カテキンやフラボノイドには殺菌作用や消臭作用があると言われています。
食後にお茶を飲むことは、利にかなっていることなのですね。そのほか、お茶には抗酸化作用、がん予防、虫歯予防など様々な働きがあると言われています。二日酔いにもおすすめですよ。最後に、緑茶の代表、煎茶の入れかたをご紹介します。いつもよりちょっと上級な、旨味や香りのよい新茶を飲んで、リラックスしましょう!
☆煎茶の入れ方☆
1) 湯のみにお湯を注いで、1分ぐらい待ちます。
2) 急須にお茶の葉を入れ、湯のみに入れておいたお湯を入れる。
3) お茶の葉が開くまで、1分ほど静かに待ちます。
4) 最後の1滴まで、均一に注ぎます。