ヘルスケアトータルソリューションズ株式会社

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栄養コラム

~自然の恵み~ 春をたべる

No.2

2001年4月6日

管理栄養士 鶴見 香

春を食べる???と思うかもしれませんが、春になると菜の花、ふきのとう、桜の花などが芽吹き、春の到来を告げてくれます。
この季節になると、お花見の時に土手でたんぽぽの天ぷらをしたなあなんて思い出しますが、私たちのまわりに食べることのできるお花は意外とあるものですね。 おめでたいときに出される桜の塩漬けを浮かべた桜湯もこの時期思い出します。 私たち日本人はずっと昔から花を食べるという独特の知恵をうまく取り入れています。 ふきのとうやたんぽぽなど春の花には苦みがあるのが特徴で、昔から春にこれらを食べることで冬の間に鈍ってしまった体を目覚めさせるとも言われています。 今回は、今が旬の自然の恵みについてご紹介しましょう。

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● ふきのとう
冬から春にかけて顔をだすふきの花のつぼみです。まだ開かないものをつんで食用にします。 山や川、土手など日当たりが良く、湿り気のあるところに顔を出しているかもしれませんね。 ふきよりもカルシウム、鉄、カロチン、ビタミンCなどを豊富に含んでいます。
天ぷら…外側の皮をむいて、衣をつけて揚げます。
あえもの…ゆでてから食べやすい大きさに切って、ごまみそや三杯酢で
      あえてもおいしく食べられます。

● たんぽぽ
花から根まですべて食べることができます。根を使ったたんぽぽコーヒーも人気ですが、薬草で健胃整腸の薬効があると言われています。 葉を食べる場合は若いものを選びましょう。
天ぷら…軽く衣をつけてさっと揚げます。
お浸し…若い葉を茹でて、冷水にさらしてアクをとります。
     よく水気をきって和え物などにします。mar0004

● 菜の花
ビタミンC、カロチン、カルシウム、食物繊維がたっぷり含まれた緑黄色野菜です。
菜の花パスタ…フライパンにオリーブオイルとにんにくのスライスを熱し、香りが出てきたら、ツナをいれます。そこにさっとゆでた菜の花、スパゲティを入れて塩、こしょうで味付け。
(菜の花はスパゲッティを茹でているときに一緒にゆでてしまうと簡単です。)