厳しい寒さがやっと緩んできて、春の足音もそろそろ聞こえ始めている今日この頃。春を待ち遠しく感じている方もいれば、春は避けて通りたい方もいるのではないでしょうか？
毎年、今くらいの時期になると「今年の花粉の量は･･･」といったニュースを聞くことが多くなります。今年は花粉の量が少ないということですが、花粉症の方にとってこれからは辛い辛い季節の始まりかもしれません。
今回は、花粉症についてご紹介致します。

今花粉症でない方も要注意！花粉症とは？

花粉症は、からだに侵入した花粉を敵（異物）と認識して、その敵に対抗する反応が過敏な体質の人に起こります。
アレルギー体質の人が花粉を体内に取り込んだ際につくられる反応物質は徐々に蓄積され、ある水準量に達すると、「花粉症」としてアレルギー症状が現れるようになります。
今までは花粉症とは関係がなかった人でも、ある年から急に症状が出ることがあるのはこの理由によります。
花粉症の最大の要因はアレルギー体質の遺伝ですが、その他、生活習慣や住環境、食生活など、様々な要因が重なって起こります。
今は花粉症でない方も、花粉症に対する対策をしておかないと、明日にでも花粉症を発症してしまうかもしれませんよ･･･。

花粉症の対策

●体内に花粉を入れない
まず第一に体内に花粉を入れないようにすることが重要です。

①風の強い晴れた日は要注意
・風が強く、晴天の日
・最高気温が高い日
・湿度が低く、乾燥した日
・雨上がりの翌日の晴れた日
　は花粉が多く飛んでいることが多いので、いつも以上に花粉対策を念入りに行い、外出はなるべく控えましょう。

②プロテクター付のメガネやゴーグル、マスク、スカーフ、帽子を着用する

③花粉がつきにくいスベスベした素材の服を選ぶようにする

④髪は花粉がつかないように、束ねる

⑤家に入る前は玄関先で、衣服や髪、持ち物についた花粉をはらう

⑥帰ったら、手・顔・目・鼻を洗い、うがいをする

●免疫力を高める
免疫力が低下していたり、免疫機能のバランスが崩れていると花粉症を発症しやすくなってしまうと言われております。以下に免疫力を調整するためのポイントをご紹介致しますのでご参考になさってください。

①規則正しい食事、バランスのよい食事をする
3食の時間がまちまちであったり、欠食があるような場合は、免疫機能のバランスが崩れやすくなってしまいます。また、偏食による栄養不足にも注意が必要です。
特に副菜（野菜・きのこ・海藻などを使った料理）は外食などが続いた場合に不足しやすいので、注意してとるように心がけましょう。

②腸内環境を整える食品をとる
腸内に悪玉菌が増えて、腸内環境が悪化してしまうと、免疫力が低下してしまうと言われています。善玉菌を増やして、腸内環境を整えるには乳酸菌やビフィズス菌などを含む食品（ヨーグルトや乳酸菌飲料）やビフィズス菌のエサとなるオリゴ糖などを活用されるとよろしいでしょう。

③運動習慣をつくる
適度な運動習慣は免疫細胞を活性化させると言われています。特に、ウォーキングやジョギングなど有酸素運動が効果的と言われています。

④良質な睡眠をとる 
遅い就寝や、睡眠不足など睡眠のリズムが崩れた状態が続くと免疫力が低下
してしまいます。最適な睡眠時間は人によって違うと言われておりますが、6時間程度は睡眠がとれるようにし、できるだけ規則正しい就寝ができるようにしましょう。

⑤低体温を改善する
日常的に体温が35度台と低体温の場合、新陳代謝が悪くなり、免疫機能のバランスが崩れやすくなってしまいます。理想的な体温は36.5度位と言われています。運動不足や不規則な生活、無理なダイエット、朝食の欠食、冷暖房に頼った生活が続くと低体温になりやすくなってしまいますので注意しましょう。

⑥よく笑う
笑うことで、自律神経が活性化し、それが刺激となり免疫細胞が活性化されると言われています。１日１回はリラックスのためにも、「笑い」のある時間をもつようにしましょう。また、作り笑いでも免疫細胞が活性化されることが分かってきています。

免疫力アップドレッシング

腸内環境を整える働きのあるヨーグルトを使った免疫力アップドレッシングをご紹介致します。

●ヨーグルトドレッシング【その１】
プレーンヨーグルト１に対してマヨネーズ１～２、塩、こしょう、お好みで刻んだパセリを少々加えて混ぜる。

●ヨーグルトドレッシング【その２】
プレーンヨーグルト１に対してフレンチドレッシング1～2、塩、こしょう、お好みで刻んだパセリを少々加えて混ぜる。

●ヨーグルトドレッシング【その３】
プレーンヨーグルト1/2カップにオリーブオイル（またはサラダ油）小さじ2、塩、こしょう、お好みで刻んだパセリ、粉チーズを加えて混ぜる。