“家内安全”“受験合格”など、初詣では何かしら祈願されたことと思います。
これらの願いを叶えるために共通して、重要なことは何だと思われますか?
まずは“健康”であることではないでしょうか。
気分も新たに、まずは食生活を見直して2010年も健康に過ごしましょう。
灯台もと暗し!健康の秘訣は和食にあり!!
私たちの周りには健康に関する情報が溢れており、片っ端から話題の食品や食事法にチャレンジしたものの、どれも三日坊主・・・。なんて経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな方にもおすすめ、無理なく続けられる秘策があります。
それは“和食中心の食生活”にすることです。
そんな、当たり前のこと!?と思われるかもしれませんが、侮るなかれ。
皆さんは週に何回くらい和食を食べていますか?
毎食?1日1回?週に3回?週に1回?
意外と洋食に偏っていることに気がつくかもしれません。
食事を和食にすると、おかずは焼き物、煮物など自ずと“油”を使用しない料理の頻度が
増しますので、その分カロリーダウンにもなります。
世界でも、健康に気をつかう、特に富裕層の間で“和食”はヘルシーフードとして注目の的です。
私たちは、日本人ですから一番恵まれた環境にあります。実践しない手はありませんよね。
合言葉は“孫は優しい!?”
“和食中心の食生活”を実践するにあたり、より具体的なポイントをご紹介します。その合言葉は“まごはやさしい(孫は優しい)”です。日頃、積極的に食べていただきたい食材の頭文字を
とったものです。ご存知の方もおられるかもしれませんが、それぞれの食材についてご紹介致します。
【ま】 豆 豆類は、たんぱく質、糖質、ビタミン、ミネラル、食物繊維などを
バランスよく含む優れた食品です。また、血液中のコレステロールや、
食後の血糖上昇を適正に保つ効果が期待されています。
豆の中でも大豆にはイソフラボンが含まれており、骨粗しょう症を
予防する食品として注目されています。手軽に食べられる納豆や豆腐
は代表的な大豆製品です。
【ご】 ゴマ カルシウムや鉄などミネラルが豊富です。
粒状の炒りゴマよりも、すりゴマの方が吸収されやすいです。
【は(わ)】わかめ等 ミネラルが豊富で、且つ食物繊維のよい供給源でもあります。
海藻類 また、表面のヌルヌル成分であるアルギン酸は、血圧低下に
役立つとされています。味噌汁やめん類等に乾燥わかめをさっと
加えれば、簡単に食事に海藻をプラスできます。
【や】 野菜 言わずと知れた、ビタミン、ミネラル、食物繊維の宝庫です。
1日あたり350g以上食べることが推奨されていますが、300gにも
達していないのが現状です。目安としては、生野菜なら両手山盛り
1杯が100g、加熱した状態の野菜なら片手山盛り1杯が
100gです。ちなみに、緑黄色野菜には抗酸化作用もありますので、
トマト、かぼちゃ、にんじんなど色の濃い野菜もとるように
心がけましょう。
【さ】 魚 良質なたんぱく質源の食品です。同じたんぱく質源の食品である
肉と比べて、カロリーが控えめなのがうれしいところです。
さらに、魚の脂には、脳の活動を活発にするDHAや
LDLコレステロール(悪玉)を減らす作用のあるEPAが多く、
特に、いわし、さんまなど、青背の魚に多く含まれます。
また頭や骨など丸ごと食べられる小魚はカルシウムがたっぷりです。
【し】 しいたけ等 カルシウムの吸収をよくするビタミンDや食物繊維の供給源です。
きのこ類 免疫力を高めたり、動脈硬化予防作用や便秘予防効果が期待されて
います。また、きのこの最大の特徴は「旨み」や「香り」が強いこと。
料理に加えると、ぐっと美味しさがアップしますので、塩分を
控えめに作った料理でも美味しくいただくことができます。
さらに、海藻類と同様、低カロリー食材ですので減量中の方には
強い味方です。
【い】 いも類 いも類も食物繊維のよい供給源です。
また、いも類の中でも「じゃがいも」、「さつまいも」は
ビタミンCの供給源でもあります。ビタミンCは熱に弱く、
壊れやすいのですが、いも類のビタミンCはでんぷんに包まれている
ので加熱しても壊れにくいのが特徴です。
和食は、古来から私たちの身体に適合した素晴らしい食事です。
2010年は、ぜひ和食を見直して「まごはやさしい」を心がけてみてください。