みなさんは、汁物や煮物 等を作る時に何のだしを使っていますか?
かつお節?昆布?煮干し?それともインスタントだしですか?
だしと一言で言っても様々な種類がありますよね。 今回は健康的にお料理をよりおいしくする為のだしの秘密をご紹介しましょう。
< インスタントだし >
インスタントだしはだしを取る時間がかからず簡単にだし汁が作れ、料理の味もぐーんとアップするので、よく使う方も多いのではないでしょうか?しかし、意外な落とし穴があるのをご存知ですか?インスタントだしには塩分が多く含まれているのです。塩分を控えられている方は特に要注意です。風味が良くなるからとたくさん使うと、知らぬ間に塩分過剰になりかねません。
< だしの減塩パワー >
天然だしには色々な種類があるように、だしにはたくさんのうまみ成分が溶け出しています。つまり、おいしいとこ取りです。
だしを使うと、少ない塩分でもおいしく料理を食べる事ができます。インスタントだしを使うと塩分が増えてしまいますが、天然だしを使えば反対に塩分を控えられるんですね。
より、おいしく塩分控えめで健康的なお料理を目指すならだしの使い方がポイントということなのです。特に濃いだしを使えば、それだけうまみもアップし、塩分も控えられます。
では、濃いだしの取り方をご紹介しましょう。
< 濃いだしの作り方 >
~汁物・煮物に~
【材料】 出来上がり3カップ分 (味噌汁4人分)
水 | 4カップ |
だし昆布 | 6g |
削り節 | 12g |
煮干し | 頭とわたを除いて13~15g |
【作り方】
①昆布は乾いた布巾で表面を軽くふいてゴミを取る
水で洗ってしまうと、旨みが流れ出てしまうので禁物
②煮干しは頭を除き、縦に2つに裂いて、黒いわたを除く
③鍋に水を入れ、 昆布・煮干しを入れ、30分ぐらい置き、昆布・煮干しの旨みを出す
前日等からつけておくとより旨みがでます
④30分程たったら、②の鍋を火にかけプツプツと泡が浮かび沸騰寸前になったら昆布を取り出す
⑤煮干しは沸騰後火を弱め、2~3分煮出し取り出す
⑥削り節を一度に入れる
⑦再び沸き上がり、削り節が浮き上がってきたら、火を止め沈むまでそのままにしておく
⑧削り節をこして出来上がり
※昆布のみでだしをとるときは①③④、煮干しのみは②③⑤、削り節のみは⑥~⑧で作る
< 応用偏~だし割りしょうゆ >
濃いだしを使って減塩しょうゆを作ってみましょう。普通のしょうゆの1/2量の塩分量ですが、だしの旨みと香りがプラスされ、少ない塩分でもおいしくいただけるしょうゆです。作り置きしておくとよいでしょう。(保管は冷蔵庫でしましょう)
【作り方】
だし:しょうゆ→1:1 この配合で混ぜるだけ!
みなさんもだし汁を上手に活用して、おいしく減塩しましょう!