「端午の節句」と言えば、鯉のぼり、鎧兜、柏 餅、ちまき、菖蒲…と象徴するものがいろいろあります。「男の子の節句」とも言われ、お祝いをされるご家庭もあることと思います。今回は「端午の節句」に ついて取り上げてみました。
「端午」とは本来は「5月の 午の日」のことです。正しくは「5月の端(最初)の午の日」が「端午」なのですが、「午」と「5」の語呂が同じことから「5」が重なる5月5日が端午に なったと言われています。
端午の節句にかかせないものには色々な意味合いがあります。簡単にご紹介致します。
- 鯉のぼり
「鯉の滝登り」からきていて「立身出世」の意味合いを持っています。 - 鎧兜
「子供に災いがふりかからず、無事に逞しく成長するように」との願いを込められて
います。 - 柏餅
「柏の葉は、新芽が出ないと古い葉が落ちないので、「子供が産まれるまで親は死なな
い」、つまり 「家系が途絶えない」という縁起に結びつけ、「柏の葉」=「子孫繁
栄」との意味を持っています。 - ちまき
中国の国王に仕える「屈原」という人がおり、屈原は人々から慕われていましたが、
陰謀により、 命を絶つこととなってしまいました。それが5月5日。屈原の死を悲しん
だ人々が川にちまきを 投げて弔ったのが始まりと言われています。 - 菖蒲
「菖蒲」と「尚武(武士をたっとぶ)」をかけて、「端午の節句」を「尚武の節日」と
して、菖蒲を用いて祝うようになったそうです。 - ※ 菖蒲湯…
効能:鎮静作用、冷え性、皮膚の保護、疲労 回復、神経痛、
風邪の予防
ポイント:水の状態で菖蒲を入れて、お風呂を沸かすと菖蒲の
香りをよりよく楽しめます。
◆レンジで簡単柏餅◆
【材料】 上新粉 白玉粉 砂 糖 熱 湯 あん 柏の葉 | 8個分 80g 70g 15g 200cc 適 量 8枚 |
【作り方】
1) 上新粉、白玉粉、砂糖を耐熱容器に入れ熱湯を加えよく混ぜる。
2) 蓋をして(なければラップでも可)電子レンジ(700W)で1分間加熱します。
3) 一旦取り出して、よく混ぜます。さらに電子レンジ(700W)で2分間加熱します。
4) 麺棒等に水をつけ、生地を3分ほどよくつきます。
5) 手に水をつけて生地を2分ほどよくこねます。生地がなめらかになるまでこねて下さい。
※ 熱いのでやけどなどしないように十分にご注意ください。
6) 途中生地が乾燥してきたら少しだけ、お湯を加えます。
7) 生地とあんを8等分に分けます。
8) 手に水を付け生地をあんが包めるくらいに丸く平たくのばします。あんを包み、口を閉じて
柏の葉で包んで出来上がり!